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2018/12/19

クリスマスイブに向けてブログ記事を書き始めた。頭の中にイメージはあるんだけど、まだ上手く表現できない。メリル・ストリープとロバート・デ・ニーロ主演の映画『恋に落ちて』が呼び醒ますクリスマスメモリー。

メリル・ストリープの登場は衝撃的だった。
『ソフィーの選択』は今のボクをある意味でカタチづくっている。ネイサン、って名前だったかなぁ、相手役の男。あの精神を病んだ男と、彼にどこまでも連れ添う彼女。そして、彼女が大戦中に体験した原罪……

破壊的な衝撃を受けた。まだガキだったボクは、この映画のおかげで人生が破綻するイメージや絶望的な恋愛に、ある種の美学を感じてしまうようになった気がする。

その後、彼女の出演作品としては相前後するが『フランス軍中尉の女』を観て、怖いほど白く透明な肌、ひんやりする冷たい肌のイメージが頭の中に忍び込み、理想とする女性像が出来上がった?(^^ゞ

そしてこの『恋に落ちて』。この作品はボクの恋愛観とクリスマス観に強い影響を与えていて、クリスマスのこの時期になると決まってこの映画を思い出す。

ハッピーエンド、ではないよね? バッドエンドではないが、誰かの犠牲の上に、別の人の悲劇の上に成り立っているわけだから、ラストのふたりは笑ってはいないよね。偶然の再会に心の底からの安堵や喜びで感無量というのかな。ただ言葉もなく互いを抱き締めるだけ。

この映画を観た頃は、再会した男女の心情など解るはずもないが、いまは解る。恋愛には偶然、神の配剤、とにかく、理屈を超えた何かがなきゃ成立しない関係もある、ってこと。そして、そんな時が訪れたなら、やはり、言葉もなく、ただ相手を抱き締めるだけかな。

話がクリスマスからズレた(笑)

この映画を観た頃に思ってたことはそんな男女のことではなく、将来結婚して子供ができたら、ツリーの下にプレゼントを山積みにしてやろう、ってこと(笑)

娘が生まれ、この映画を観た時に思い描いたクリスマスのシーンは、確かにボクの手の中にもあったんだけど……


今はイブを目前にしてもなんの感慨もなくなった。焼酎のお湯割りでも構わない感じ
┐(´д`)┌ヤレヤレ

電飾に煌めく街並みに出かけようという気も起こらない。ワインもキャンドルも必要ない。淡々と行き過ぎる一日でしかないな、きっと。



そんなことはさておき

クリスマスソングと言えばこれ。この曲が一番幸せなファミリークリスマスを思い出させてくれるから。
無条件で何度でも聴いていられる。
外郎? いや羊羹。ふ〜ん…
甘い物、好きだったよなぁ… てなことを思い出したり。
でも、こういう和風なものも好きだったかどうかは思い出せない。
帰り道で見つけたと言っていたカフェ?パン屋?
立ち寄ってみたのかな?
そんなことを思い出しながらスティック状の羊羹を眺めた。外郎なら食べられるよ^_^