2019.03.22

★★★　ZAGITOVA vs KIHIRA　★★★
ISU Grand Prix Figure Skating Final 2018

	Elements	ZAGITOVA	KIHIRA
3comb	3Lz+2T+2Lo	-	9.79*
	3F+2T+2Lo	9.13*	-
2comb	3Lz+3T	-	10.10
	3Lz+3Lo	11.88*	-
2comb	3A+2T	-	9.30
	3Lz+2T	7.30	-
Single	3A	-	8.00
	2A	3.30	-
Single	3F	5.83*	5.83*
Single	3S	4.30	4.73*
Single	3Lo	-	4.90
	2A	3.30	-
	Jump	45.04	52.65

※ * base value multiplied by 1.1

Result

	Elements	ZAGITOVA	KIHIRA
3comb	3Lz+2T+2Lo	-	11.48(1.69)
	3F+2T+2Lo	10.04(0.91)	-
2comb	3Lz+3T	-	12.29(2.19)
	3Lz+3Lo	13.31(1.43)	-
2comb	3A+2T	-	11.36(2.06)
	3Lz+1T	6.64(0.34)	-
Single	3A<<	-	1.65(3.3-1.65)
	2A	4.29(0.99)	-
Single	3F	7.65(1.82)	7.50(1.67)
Single	3S	5.53(1.23)	6.20(1.47)
Single	3Lo	-	6.16(1.26)
	2A	4.43(1.13)	-
	Jump	51.89	56.64
	(GOE)	(7.85)	(8.69)

※ << Downgrade jump

Result (Spin & Program Components)

	ZAGITOVA	KIHIRA
Spin	24.01(6.91)	21.57(5.87)
P.C.	72.70	72.40

さて、本日夕刻、女子フィギュアはいよいよ決戦の時を迎える。紀平ちゃんが女王ザギトワちゃんを倒せるかどうか、ザギトワちゃんファンのボクですらちょっとワクワクしながらその時を待っている。
伝家の宝刀、トリプルアクセルを紀平ちゃんが成功させればなんとかなる！　そんな感じがしないでもないが、果たしてそうなのか、紀平ちゃんがザギトワちゃんを制して優勝した2018年末のグランプリファイナルで検証してみよう。

今回、ショートを終わった時点で紀平ちゃんのビハインドは11.18。なかなかシンドイ差がついた( ﾉД`)ｼｸｼｸ…
だが、グランプリファイナルの演技構成、結果を見る限り、ジャンプの出来次第では逆転もあり？　と期待させる。
紀平ちゃんの場合、そもそもの演技基礎点がとても高く52.65もある。対するザギトワちゃんは45.04。その差は7.61。しかも、高難度のジャンプを成功すれば自ずとGOEも高得点になるわけだから、ジャンプの出来次第では十分逆転可能だ。ファイナルではダウングレード判定されてしまった冒頭のトリプルアクセルが普通に着氷すれば、GOEはおそらく2.65（-1.65→1.00）以上改善されるはずなので、ショートでのビハインドのうち10ポイントは一発で挽回できてしまう。

問題はそこから先の領域だ。残り1点強をどこで絞り出すか。

昨日のザギトワちゃんを見る限り、SpinやP.C.で彼女を上回ることはほぼ期待薄。紀平ちゃんの演技も素晴らしいが、全体の美しさという点ではザギトワちゃんがやはり一歩二歩上を行く。だから、そこで何とかしよう、というのは無い袖を振る話。諦めよう。
では、何か打開策はあるか？　
苦肉の打開策として考えられるのは、試合の前後半で跳ぶジャンプの順番を組み替え、高難度ジャンプの基礎点を1.1倍にする、これしかないかも。冒頭の3A、3A+2Tを演技後半の3Fや3Sと組み替える。そうすれば机上の計算では逆転が可能となる。

無理言うな？
いやいや、そんなことはない。
かつて、伊藤さんちのみどりおばちゃんはトリプルアクセルを試合後半にねじ込んで伝説の人になった。
紀平ちゃんの強靭な筋肉なら、きっとみどりおばちゃんと同じことができるよね？
世界中をあっと言わせるチャンスなんかそうそうないんだから、思い切って後半にトリプルアクセル組み込んじゃえ！
みんな、紀平ちゃんの果敢なリスクテイクを期待してるんじゃないかなあ(^▽^)/