2019.06.27
il pleut des cordes? いや、違うな。il pleut depuis? うーん、これも違うような……
降れば土砂降り
このことわざを知ったのは間違いなく大学時代、フランス語の授業だった。だって、こんなことわざ、それまでに聞いたことなかったし。
だから、フランス語の最初の授業でこの見慣れないことわざを知った時、とても新鮮に感じたのだ。
単純な音の繰り返しで、意味深いことを伝えるフランス文化って、やっぱりいいね、なんて思ったりもしたのだ。降れば土砂降り? 意味は知らないけど、なんとなく隠された深い意味がありそうで、とても気に入った。それはこのフランス語の絶妙な言い回しに拠るところが大きかったと思う。それ以来今に至るまで、ちょっと強い雨の日になると、ボクは知らず知らず口にしていた。
降れば土砂降り、イルプルー デュプリュー…… ※il pleut du pleutってイメージね。
あ~ぁ、┐(´д`)┌ヤレヤレ まったくついてないよ、オレは、みたいな感じで。
だが、残念なことに、この綴りは正確ではない。たぶんこんな感じ、ってだけで確証はない。でも、調べりゃ出てくるはずと、長年放置しておいた。
で、この際調べておこうとさっきネット検索を始めたんだけど……
出てこない! イメージ通りのものが出てこない! 降れば土砂降り、ってことわざはフランス発祥でもない⁉
どーなってんだ?
学生時代の、あのフランス語文法の教科書はデタラメだったのか⁉
…… 事の真相は知らんが、数十年間、ずっと信じてきたことわざのひとつが、先ほど木っ端微塵に討ち死にしたことを記録に留めておこう。┐(´д`)┌ヤレヤレ
なんだったんだろうな、あれ…… マジむかつく(-_-メ)