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2019.06.28

カッパ手には辛い季節がやってきた。あっ、カッパ手ってのは手のひらが常に湿っているクソ面倒くさい手のことで、よくもこんな手のひらに生まれついたものだと、ほとほとイヤになっている。
ちなみに、カッパ手などという、いかにももっともらしい呼称は北国の人の教えによるもので、ここらではそんな言い方はしない。ばあさんたちからは「あぶら手」と言われたりもしたが、「あぶら手」より「カッパ手」の方が幾分かわいらしいのでそう呼ぶことにしたが、どっちもどっちじゃ<`ヘ´>

カッパ手に纏わる悪い記憶は枚挙にいとまがないが、小学生の頃はとにかく女子と手をつなぐのがイヤでイヤで仕方なかった。体育の時間、例えば男女が並んでダンスするような場合は、いつ何時女子から、センセー! チカ君の手は湿ってるから手をつなぎたくないでーす、なんて言われるんじゃないかと思ってハラハラしたし、それがイヤで手をつなぐのを渋っていると、今度は教師から、お前は何をしてんだ! と叱られた。
そうそう、エレクトーンの練習の時、ボクが弾くと鍵盤に汗の跡が残るのだが、それをうちのクソばばあが、すいませんねえと若い女の先生に謝るのが常だった。それに対して女先生は、いいですよとニコっと笑うのだが、それも居た堪れない気にさせたな。あれで練習がイヤになったというのも絶対にあったと思う。

中学生になると試験の時にとにかく困った。何も用意していないと答案用紙がぐちょぐちょになるのだ。仕方ないので問題用紙を折りたたんで手のひらにあて解答用紙が濡れないようにしていたが、ある時、問題用紙にそのまま解答する試験問題を用意したクソ教師がいて、あの時はもう試験どころではなくなった。あれ以来、試験の時には必ず真っ白なハンカチを何枚も用意して、手のひらを拭き拭きしながらもう一枚は手のひらにあてて問題を解くってことをやってた。まったくご苦労なこった┐(´д`)┌ヤレヤレ

こうやって暗黒の中高生時代を過ごしたボクも大学に入ると無暗に緊張することがなくなり、日常生活ではカッパ手のことを忘れることも増えたのだが、女性を好きになると必然的に相手に触れる、という事態もやってくるわけで、正直、そういう事態になる前は、これできっと嫌われちゃうんだろうーなー、と思い悩んだこともある。
が、しかし、女の子とチョメチョメしたいという欲望に勝るものなどないわけで、いざという事態ではカッパ手のことなんかまるで忘れていた(笑) 思い返すと、その後も不思議にそういう事態に遭遇してもカッパ手が気になる、それを指摘される、って記憶がないのは、なんと心優しい女神たちばっかりだったのだろうと、付き合った女性すべてに心から感謝している(^▽^)/

ということで、ここを読んでいるカッパ手の男性諸君、あの事態には自信をもって臨みたまえ、って、そんな読者はいないな(笑)

今朝、南西の上空、僅かに広がった雲の隙間を眺めて、なぜかホッとした。この僅かな青空にも既に薄雲が忍び寄り、しばらくすると覆い隠してしまうものと思われたが、一瞬だけでも透明感ある青空が目の前に広がったことに、得も言われぬ幸福感、大丈夫、まだ大丈夫、そんな良い予感が束の間過って、朝方の、とてつもなく悪い目覚めを忘れさせた。
今は全天すっかり厚い雲に覆われている。それでも空はまたいつか晴れるのだからと、少し落ち着いて西の空を眺めている。今朝はそんな朝。

げっ…… 晴れてきた。夏空夏雲だよ┐(´д`)┌ヤレヤレ
いらんなぁ、晴れ間。

明日は昼過ぎには雨になるらしい。しかも大雨?
早起きして長距離歩くぞ! 二日酔いじゃなきゃ(^^ゞ