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2019.08.03

ふと思った。今のボクは千賀華神でいる時間はほとんどない。知らぬ間に現実のことに意識が向いて、小説を書いていた頃の精神的余裕はまるでない。時間は誰か他人がコントロールしていて、呼吸するように思考することがない。
ただ、それが意外に心地悪くもない。学生時代から、考えることにこそ自分らしさがあると思い込んできたフシがあり、その呪縛から解かれると、なにか生きることが単純に思えてくる。
こういう生き方もいいんじゃないかな。何も考えず目の前の仕事に無心で臨み、そして日が暮れると一日が終わる。ビールを飲んで知らぬ間に眠っている、ってなことの繰り返し。
人生に意味などない。生きるとは死ぬまでの時間に過ぎないとの意味は、実はこんなことなのかも知れないなあと思った。