2019/01/15
小春の陽射しが差し込んだ。祭日は普通の平日で、なにも変わり映えのない昼下がりだったが、この曲が流れて、どこか異国の街角でふわりと香る風が頬を撫でるような気持ちになった。
「最愛」の第三話をようやく書き終えた。
久しぶりに読み返したとき、こりゃダメだと思った。言いたいことが伝わらず、感情だけが前のめりな文章で、通りすがりに読む人には、これはメンヘラ男が去り行く恋人を、未練たっぷりに追い縋る実話なのか? そんなふうに思われるのだろうかと想像するだけで赤面しそうだ。
そうですよ。あ~あ~、そうですとも。ありゃ未練タラタラな私そのものですよ。
そう言ってやってもいいのだが、それもさすがに恥ずかしすぎる。
なので、具体的な内容を書き加え、これこれこうだからこうなったんですよ、と、ややくどくどしいが状況を少しわかりやすくした。
それが正解かどうかは知らないが…… 何度書き直してもやっぱりダメだね(T_T)
第三話を修正したことで、物語の前後で不都合な不一致が発生しているかもしれない。それはそれで仕方ない。そこに至った時に見直そう。
今はもうお腹いっぱい┐(´д`)┌ヤレヤレ
でもね、これでようやく「最愛」の物語は過去になったような気がする。あの頃、実際にあったこと、感じていたこと、その後思い出したこと、それを物語にしようとした時のこと、それら渾然一体としていたものが、自分とは距離を置いた物語になっていく感じがする。他の物語が、ほどよくリアル世界から離れて存在するように、「最愛」もいずれ完全なフィクションに落ち着く気がする。