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2019/02/01

雨の朝になった。この時期の朝方の雨は様々に思い出があって、雨の降り方、気温、風、それらが少し異なるだけで違う記憶を呼び覚ますから面白くもあり嬉しくもある。
今朝の、少し気温が高めの朝の、静かに音を立てて降る雨は、南房総を思い起こさせる。
南国の春早い穏やかな雨の日は、陽射しの暖かさはなくても重いコートは脱ぎたくなる。そのままだと風邪ひいたりするんだけど。
半島の先にあった宿所の窓辺から、雨の降る海原を眺めた日がちょうどこんな朝だったな、と蘇った。
館山城から南の海を眺めた日のことも蘇ったが、その時はもうちょっと気温が低く風があった気がする。
僅かな違いで思い起こす記憶が違うのは、とても幸せなことなのかもしれない。
雨の朝になった。この時期に雨が降ると思い出すことがある。