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2019.04.16

Noblesse Oblige

中世の貴族階級の子息たちは、こんな解りやすい言葉で、母親からこの言葉の意味を繰り返し繰り返し教え込まれたんじゃないか…… 東大入学式での上野氏の祝辞を読んで、ふとそんなことを思った。

Noblesse Oblige

振り返って今、そんな義務感など欠片も感じさせない顔ばかり思い浮かぶ。あるのはただ、驕り高ぶった薄笑いと拝金だけが至上と嘯く屁理屈。

いまさら貴族たちが支配する旧制度に戻る訳にはいかないが、次にやってくる新たなパラダイムの骨格には、この精神が脈々と流れてくれればと切に願う。

花を付け過ぎる白の躑躅。今年はいち早く蕾が膨らみ、四月早々に開花しそうな勢いだった。
なぜこの株だけ勢いがいいのか不思議だったが、テレビで久能山のいちご栽培を取り上げていて、石垣の隙間に苗を植えると石材の放射熱でよく育つという話を取り上げていたのを見て、なるほどと合点した。この躑躅も庭石を背景にした日当たり良好な場所に植えてある。知らぬ間に絶好の育成環境になっていたわけだ。
それにしても自然のものは素直な反応を示すものだなあと感心した^_^