2019.04.19
ある時、ある人物と花粉症の話になった。以前会った際、症状が酷いとやわらかティッシュを手放せない様子だったのに、その時は平気な顔をしていたからだ。「レーザーで焼いた」
シュッとした綺麗な顔立ちのその人物は、こともなく平然とそう応えた。
「焼く?」
「そう。過敏に反応するから鼻の奥を焼き潰して貰った」
「平気なの?」
「うん。平気。薬もいらないしラクチン」
「怖くなかった?」
「うーん……専門の先生が勧めるからね」
その時は、この綺麗な鼻筋の奥に焼け焦げた鼻腔があるんだなぁ、と不思議な感覚に囚われたものだが、考えてみればかなり合理的な処置に思えたから、以来、花粉症で苦しむという人には「レーザーで焼けば?」と意味も確証もなく勧めたりしている。決して自分では試さないけど(笑)
もちろん、毎年この時期になると、ハァ~~~~くション! と煩い母親にも勧めたが、即座に却下され今日に至っている。
その母親がどこで聞いてきたか、今年は鼻の奥にワセリンを塗り始めた。うわさ話に弱い母親らしく、良いと聞けば試さずにはいられないのだろうが、過敏な鼻腔を潰すという意味では理に適っている気もする。べた付いて気持ち悪そうだけど(笑)
だけど結局、花粉症なら鼻を洗うのが一番だと思う。スッキリするし何よりお手軽だ。だから真面目にそうアドバイスするのだが、今までのところ誰も試そうとしない(笑)
焼くより塗り潰すより、洗い流すのが余程合理だと思うんだけどなぁ……
どちらにしても症状に苦しむ皆さん、お大事に(^▽^)/