Top Stories Diary Index Next Before

2019.06.08

時々、過去のつまんない出来事をふと思い出す。それはきっと何かに触発されて脳が過去の記憶の断片と今とを結ぶのだろうが、あまりに脈絡がないと不思議でしょうがなくなり、その因果を突き詰めたくなる。
例えばSade。この曲を聴いた瞬間、なぜか昔よく通ったホームセンター(トステム?www)の駐車場を思い出してしまった。
もちろん、彼女(当時は男?女?どっち?と思っていたような(^^ゞ)とトステムに縁がある訳ではないが、なぜかそこによく通ったことを思い出し、そう言えば、あの店に行くならあの道を通るよな、という繋がりから、Sadeを聴いていた頃よく通った道路沿いの風景を思い出したりした。

人間の記憶ってのは一体どういうメカニズムで何を優先しているのだろう?もっと覚えておくべき重要な出来事も他にあったはずだが、ふと蘇ることってのはこのようなどーでもいい些細なこと、前後の脈絡のない断片的なシーンであることが多く、ひょっとすると脳内にはかつて見聞きしたものすべてが無造作に収納されているんじゃないか、なんてことを思ったりもする。

そういう過去の蘇りがあるとそれに触発されて次々にその当時の事が湧き出て来るのだが、すると、せっかくだから書き残しておきたいなぁという気になる。
夢うつつのこと、ってのは、徐々にノンフィクション的なフィクションになって行くのかなぁ、そんな気がした。

高校時代、保健体育の教師は6人いて、保健専任のおじいちゃん先生と女子担当の筋肉女を除くと4人がクルクル入れ替わって男子を担当していた。今思うとこの連中は教師陣の中でもグンを抜いて個性的で、いわゆる変な奴が多かったのだが、奴らとボクはホントに相性が悪く、こっちがなんだコイツ?と思っている以上になんだコイツと思われていたフシがある(笑)
特に理不尽だったのが野球部とラグビー部顧問のデブで、ただ整列しているだけでいきなりラグビーボールを投げて寄越し、お前の目が死んでたから、とさもこっちに理由があるかのように言いがかりをつけられたものだ。きっと奴は若い頃、テメー、ガン飛ばしたな、と意味もなく周囲に因縁をつけるヤンキーだったに違いない。
で、なぜこんなことを思い出したのか、そのイチイチを説明するのは端折るが、要するにボクはその頃からよく、「つまんなさそうな顔してるね」と言われ続けていて、自分としてはつまんないとも思っていない時にも言われるものだから、そんなにつまんなさそうに見えるのかなぁと気にしていた時期があって、その最たるケースとして体育教師にいきなりボールを投げられたシーンを思い出してムカついた、という次第だ。
本人としては自覚はなかったが、確かにその当時から上の空で別のことを考えているようなところはあって、普通の顔をしていても、なに難しいこと考えてるんだよ、とか、考えてるフリしてんだよ、と言われることが多かったから、あの体育のデブが言うところの死んだ目というのもあながち間違いではないのかもしれない。
つまり、ボクは普段からつまんなさそーなぼんやりした目をしてますよ、ってことだね。それをちょっと言っておきたかっただけ(^^ゞ